☆私はブラックビジネスマンなのか その6☆

2016.06.22

こんにちは。キープキャリエールの原澤です。

 

私が26歳のころの話です。

当時私は、二人の部下がいました。

一人はパートタイムの女性社員でした。

その女性社員が事故にあい、暫く自宅療養を余儀なくされたことがあります。

当時、派遣が伸び盛り。パートタイムとはいえ、戦力ダウンは業績に響きます。

そこで私は、一人の当社への登録スタッフに懇願し、期間限定で当社で就業してもらうこととしました。

その方は働きぶりは、さすが派遣で鳴らしただけありすばらしいの一言でした。

 

やがて、事故でお休みをとっていた女性社員の復帰のめどがたちました。

期間限定で働いてくれた方も、継続して働きたい旨の申し出がありました。

しかし、わが社の当時の体力では1名のパートタイムしか雇用できません。

 

そして、社長が私にこう言いました。

「さて、どうする。能力が高いとはいえ復帰のめどがたった以上、期間限定の方には満了してもらったらどうだ。」

そこで私は

「この方を逃すのは絶対にもったいないです。残すべきです。」

社長

「しかし、どこからその予算を出すんだ?さすがに急激に売り上げもたつまい。」

「売り上げは確かにプラスアルファを約束できません。」

社長

「では、やはり。満了だな。」

「待ってください。売り上げが足りないようであれば、私の給料を減らしてこの方の給与の原資にあててください。それで結構です。」

社長

「勘違いするな原澤。社員の給料の責任を取るのは社長の仕事だ。社員の君の仕事ではない。」

 

このようなやり取りをしたことを今でもはっきりと覚えています。

 

結局、二人とも雇用をするということで決着しました。

それはもちろん、私のなけなしの給与がパートタイムの方の給与の原資にまわったわけではありません。

当社は当時から事業を多角化しており、別事業部ではそれなりの利益を出していました。人材部門に原資がなくともそこからの投資でまかなえたのです。

 

社長の判断は私の「覚悟」を評価してくれてのことです。とてもありがたいことです。

 

若いころに死に物狂いで仕事をしてよかった。

おかげで創業社長の後継候補になれたのだもの。

 

それでは、ゴキゲンヨウ。

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