こんにちは。キープキャリエールの原澤です。
今年はオリンピックイヤー。
7月26日~8月11日までフランスのパリでオリンピックが開催されます。
暑い夏に熱い魂に触れることが出来ると思うと今から楽しみです。
1984年のロサンゼルス大会。
日本国民の期待を一身に背負った男。それが柔道の山下泰裕選手でした。
当時の無差別階級で絶対的な王者であった山下選手。しかし、2回戦でふくらはぎの肉離れを起こしています。
それでも決勝戦の畳まで勝ち上がりました。満身創痍の決勝戦、相手はエジプトのラシュワン選手。
この決勝戦が今でも、究極のフェアプレイとして伝説的な一戦となったのです。
ラシュワン選手は山下選手が痛めた右足を狙い続けることなく、正々堂々と組合ました。結果、山下選手の金メダル。
この試合姿勢が日本、エジプト両国で賞賛の嵐となった訳です。
痛めた弱点を狙う訳ではなく、いつも通り向き合ったラシュワン選手。実に素晴らしい柔道家です。
翻って、我が家のあひるさんは、本能なのか何のか二の腕などの柔らかい「弱点」を噛んできます。
いつもです。あざになります。
先日も、扉に挟んで負傷した私の右手中指を「くわっ!」と鳴きつつかじってきたのです。それも一回ではなく何回も。
痛めた右足を攻め続けなかったラシュワン選手。
痛めた右手中指を攻め続ける、我が家のあひる選手。
今年のパリオリンピックにもドラマが待っているに違いない。
それでは、ゴキゲンヨウ。