こんにちは。キープキャリエールの原澤です。
うろ覚えではあるのですが、日韓共同開催であった「FIFAワールドカップ2002年大会」でのエピソード。
その時、実力、人気ともに全盛期であった中村俊輔選手がトルシエ監督の構想から外れて招集されませんでした。
自他ともに招集が確実視されていた背番号10の選外。日本全体で物議になったことは言うまでもありません。
私も会社の全権を持ち、全責任を負う立場にあるしゃちょーのはしくれです。選手起用の権限を握るトルシエさんの判断を否定するつもりは全くありません。必ず意図があるからです。
今日書きたいのはそのことではなくて、むしろ中村選手の発言に私は脱帽し感銘を覚えました。
インタビューの中で「そういう経験をしたら、もっと強くなれる」と自問し、腐ることなく奮起したのです。
日本を代表するスター選手と私とでは比較にならないことは重々承知していますが、この気持ちよくわかるようになってきました。当時24歳の中村選手の胸中を察するに私は倍以上の年月が必要でしたが。
経営環境は必ずしも順風満帆ではない昨今、様々な課題、難題、苦境、危機、窮地があります。
屈辱的な場面、肝を冷やす場面、酷く落ち込む場面もあります。
ですが、中村選手同様にこう思うのです。「これで俺はもっと強くなる、経営スキルが上がる」と。
秋の夜長にそんなことを思う今日この頃です。
それでは、ゴキゲンヨウ。