息子が18歳になりました。桃のケーキと、大人の入り口で思うこと

2025.07.23  Tanaka keiko

7月の猛暑が続く日、我が家ではちょっと特別な誕生日を迎えました。

息子が18歳になったのです。

気がつけば、あんなに小さかった手が大きくなり、私の背を軽々と越えて、堂々と「大人」の仲間入りをする歳に。
法的にも成人。親としてはなんとも不思議で、そして少し寂しさも感じる瞬間です。


■7月生まれの彼に、毎年用意してきた“桃のケーキ”

息子の誕生日は真夏。

この季節になると、ケーキ屋さんのショーケースには、みずみずしい桃のスイーツが並び始めます。
中でも、まるごとの桃を使ったケーキは息子の大好物。子どもの頃から毎年欠かさず、桃のケーキでお祝いしてきました。

今年も変わらず、同じお店で桃のケーキを予約。
けれど、これまでとは少し違う思いが胸をよぎりました。

「来年は、こうして一緒にお祝いできるかな?」
「もう、プレゼントはいらないって言うかな?」
そんなふうに、これから少しずつ“親離れ”が進んでいくのを想像して、胸がぎゅっとなりました。


■18歳、成人。けれどまだまだ“子ども”でもあっていい

成人とはいえ、まだまだ心の中は迷いも多い年頃。
それでも、自分なりの考えを持ち、意見を言い、未来を選んでいく姿には成長を感じずにはいられません。

「大人」として接しながらも、時にはまだ“支えてあげたい存在”でもあり続けたい。
そんな絶妙な距離感を模索する、親としての新しいステージの始まりでもあります。


■今年のケーキは、少しだけ感謝を込めて

「これ、うまいな」と、例年と同じように一口頬張る息子を見ながら、
今年はこっそり「ありがとう」の気持ちもケーキに添えました。

生まれてきてくれてありがとう。
ここまで大きく育ってくれてありがとう。
まだまだ未熟な親だけど、これからも一緒に歩んでいけたら嬉しいです。


子どもの誕生日は、親にとっても「育ててきた日々」をふり返る大切な節目。
そして、少しずつ“手を離す”準備をするための優しいきっかけでもあります。

来年の夏も、同じケーキを囲めますように。

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