マジメな仕事の話題です(笑)。
そのうち栃木にも押し寄せる(かもしれない?)、学校選びの「今」をご紹介します。
1,大学附属校の人気高!
現在、大学と中・高の提携が盛んにおこなわれています。大学側としては生き残りのため
「中・高でレベルの高い考え方や学習習慣を身につけた生徒たちを確保したい」という思いがあります。
生徒たちとしても、普段の学校の学習・取り組みや成績で大学を選べるというのはメリットですね。
数年前、浦和のとある中学校がMARCH系列の学校になった途端に、偏差値が爆上がりしました。
(たしかSS30くらいから→現在ss60超えたはずです)
こういった受験校情報には、つねに注意を払っておくことが必要です。
2,伝統校の改革 ~共学校人気~
生き残りは、伝統校にとっても他人事ではありません。
歴史のある・ネームバリューのある学校だからこそ、新しい取り組みにチャレンジしていきます。
CLIL・STEAM教育・対話型学習など…。
また、女子校から共学へと変更する学校も多いです。
より多くの受験生による競い合いにより、レベルの高い生徒たちの入学が期待できます。
学校の先生方も、この新しい改革の「波」にのれないと、どんなに教務力が高くても仕事を
続けることが難しいようです。
以前参加した名刺交換会にて、東京の名門男子校の先生が「ICT導入がすすんで、
ついていけない年配の先生が追いやられているんです…(´;ω;`)。」と愚痴を言ってました。
大変ですね、と声をかけながらビールを注ぎ、そんな先生に新しいICT教材の案内をしたのは
かわいそうだったでしょうか。
3,問われるのは「考え方」。詰め込むのは…自分で?
関西にある超難関中・高の国語の授業に関する、ちょっと昔のお話です。
その学校の国語の先生は、中学3年間を通じて「銀の匙」という本を元にして国語の指導を行います。
表現・知識・文化などなど、たった1冊の本を徹底的に掘り下げ、みんなの意見を出し合い、
そこから考え方を身につけさせます。
今の中・高でおこなわれる学習は「論理力・表現力・対話力」など、ベースとなる知識を如何に
使いこなすかに重きを置いています。ではその「知識」はどうするかというと、自分自身で
身につけるしかありません。…とはいっても、自習室や放課後学習(有料・無料様々あります)の
設定が充実している学校が多く、先生方も中学1年生の春からスタートダッシュをかけさせます。
生徒たちが、学校の環境(=「施設」と「人」)を上手く使いこなせるかがカギになります。
特に大学受験は全国区の戦いです。
「栃木県だから関係ない」と言い切れない、そんな教育環境の変化が迫っています。
…不安にさせてしまったらスイマセン。