ペペロンチーノと数学

2023.02.07  手塚真史

こんにちは。

塾部門の手塚です。

いきなりですが、昔から研究熱心なところがあります。

そのせいで昨年の下旬はペペロンチーノをとことん作っていました。

仕事から帰って23時半。

家に着くとまずお湯を沸かします。

沸かしている間に他のことを済ませ、茹でながらパスタソースを作る。

レシピがシンプルであるがゆえに、調理手順に工夫を凝らすと結果が変わりやすい側面があります。

 

ペペロンチーノは唐辛子という意味のイタリア語です。

正確には、アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノと言います。

アーリオがニンニク。オーリオが(オリーブ)オイル。ペペロンチーノが唐辛子。

つまり、ニンニクと唐辛子のパスタのことをペペロンチーノと呼んでいます。

ペペロンチーノをここまでありがたがって食べる国も日本くらいだと言われるほど、シンプルで質素なパスタとも言われています。

 

調理手順で個人的に最も大切なのは、ニンニクの刻み度合いです。

みじん切りにするのかスライスにするのか潰して終わりなのか。

細かいほうがオイルに香りが移りやすい反面、具材としての楽しみはなくなります。また、香りが移りやすすぎると感じる場合もあるかもしれません。

ここにベーコンを入れるのが個人的には好きで、最近ではとあるコンビニに売っているベーコンとアスパラを冷凍したものを使っています。

 

オリーブオイルにニンニクを入れて弱火にかけ、火加減を調整しながら香りが移ったところで唐辛子を入れます。

唐辛子(鷹の爪)は開いて種を取り、10~15秒ほどですぐに引き上げます。30秒も入れると辛くて食べられない人が出るほど辛くなります。

その後にベーコンとアスパラを入れ、しばらくしたら茹で汁を加えます。茹で汁は2Lに塩が大さじ1弱ほど入っていますが、あとで別に味を整えたほうが美味しいと思います。

茹で時間を見ながらパスタを1本食べ、このままでも食べられるけど少し硬いかなといったところでソースのほうへ移します。

ソースで残り時間茹でるくらいのつもりで1,2分合わせて、塩コショウで味を整えて完成させます。まだ硬ければ茹で汁かお湯を加えて調整します。

 

この作り方は単に私好みの味になるだけですが、この行程に行き着くまでに何回もチャレンジしました。

この試行錯誤の積み重ねが、勉強、特に数学にそっくりだと感じます。

問題を解こうと挑戦してみると上手くいく部分と失敗する部分があって、次にそれを直してもう一度挑戦する。

良くなかったところを直すという試行錯誤を経て、何が重要なのかを見極めていく。

とても似ています。

料理は科学とも言われるので、似ていて当然な部分もあるかもしれませんけれど。

 

ちなみに、お店で食べるチャーハンも再現したいと考えて研究したこともありましたが、それはまた別のお話。

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