6月3日、朝から胸が締めつけられるようなニュースが飛び込んできました。巨人軍終身名誉監督・長嶋茂雄さんの訃報。日本球界の象徴とも言える存在の別れに、野球ファンならずとも大きな衝撃を受けた方は多いはずです。
そんな中
その日の夜、ロサンゼルスでプレイしていた男が、バットで黙して語りました。
そう、大谷翔平選手です。
ドジャース vs メッツ戦に「1番・DH」で出場した大谷選手は、第4打席で見事な一発を放ちました。これが今季23号。なんと飛距離129メートル、打球速度183キロ超。まさに“打った瞬間に確信”の一発で、ドジャースタジアムが大歓声に包まれたのは言うまでもありません。
注目すべきはその背景です。
この日、大谷選手は自身のインスタグラムにて、3月に東京で撮影された長嶋さんとのツーショット写真と共に、「心よりご冥福をお祈りいたします」と追悼の言葉を投稿。和やかに笑い合う写真からは、深い敬意と温かな時間が感じ取れました。
そしてその数時間後に放たれたホームラン。
これはもう、ただの1本ではないですよね。
きっと、野球を愛し、日本野球を育ててきた“ミスター”へのオマージュだったのだと思います。
ちなみに、これで大谷選手は両リーグトップの本塁打数に並び、自己最多ペースの「年間62本」も視野に。5月は月間15本塁打という自己記録タイの爆発ぶりで、6月も勢いそのまま。
偉大な先人の背中を追いかけ、そしてまた新たな伝説を刻み続ける。
今日は、大谷翔平という存在の凄さと、その奥にある“人としての誠実さ”にも改めて胸を打たれました。
長嶋さん、どうか天国から見守っていてください。
そして大谷選手、これからも心震えるプレーを期待しています!