ミスを防ぐための工夫

2025.03.11  ogiwara

経理業務におけるミスを防ぐための工夫

経理の仕事は 「数字の正確性」 が求められるため、ミスが発生すると 取引先への影響や社内の混乱につながる 可能性があります。
小さな計算ミスや入力ミスを防ぐために、日々の業務で実践できる 「ミスを防ぐ仕組み」 を紹介します。


1. ダブルチェック体制を作る

具体的な方法

  • 作成者と確認者を分ける
    • 自分で入力したデータを 「別の人が」 チェックする仕組みを作る
    • 例:仕訳入力 → 別の担当者が検算 → 上長が最終承認
  • 転記ミスを防ぐ
    • 紙の伝票を 手入力だけでなく、Excelや会計ソフトと照合して検算 する
    • 銀行振込時に 振込額・振込先を「音読しながら」再確認 する
  • 承認フローを整備する
    • 支払いや振込は、2名以上で最終チェックを行うルールを作る
    • 金額に応じて、上長の承認が必要な基準を明確にする

💡 ポイント:
1人で完結させず、必ず「誰かが見る」体制を作る
ミスが発生しやすい部分(転記・計算・振込)を重点的にチェック


2. チェックリストを活用する

具体的な方法

  • 業務ごとのチェックリストを作成
    • 例:仕訳入力時のチェックリスト
      ✅ 勘定科目の設定ミスがないか
      ✅ 消費税区分の適用が正しいか
      ✅ 取引先コード・支払条件が正確か
  • 月次・年次のチェックリストを作成
    • 月次決算の締め作業で「やるべき項目」をリスト化
    • 例:請求書発行 → 入金確認 → 消し込み作業 → 経費精算の確認
  • 重要業務にはWチェックを設定
    • 例:銀行振込や給与計算 → 「担当者が作成 → 上長が承認」

💡 ポイント:
チェックリストを作り、ルールを標準化する
紙やデジタル(Excel・タスク管理ツール)で運用する


3. 時間を置いてセルフチェックを行う

具体的な方法

  • 「即時チェック」を避け、時間を空けて見直す
    • 人間の脳は、すぐに見直すと 「自分のミスを補正してしまい」 気づきにくい
    • 可能であれば、1時間後または翌日に再確認 する
  • 午前と午後で業務を分ける
    • 午前:仕訳入力や請求処理などの作業
    • 午後:入力したデータの確認作業

💡 ポイント:
短時間でもいいので「時間を空ける」とミスに気づきやすい
午前・午後で業務を切り分けることで、集中力を維持


4. Excel・会計ソフトの自動化を活用する

具体的な方法

  • Excelの関数やマクロを活用
    • SUMIF・VLOOKUP・IF関数を使って 計算ミスを防ぐ
    • 仕訳の自動チェック機能を作る(例:消費税区分ミスのアラートを出す)
  • 会計ソフトとの連携を強化
    • 銀行口座・クレジットカードと会計ソフトを連携させて 自動仕訳 する
    • 転記作業を減らし、手入力のミスを防ぐ

💡 ポイント:
手作業を減らし、自動化できる部分は積極的に活用
転記・計算ミスをなくす仕組みを作る


5. 環境を整えて集中力を高める

具体的な方法

  • デスクを整理整頓する
    • 必要な書類・伝票を分類し、ルールを決めて保管
    • 例:「未処理の伝票は左、処理済みのものは右」などの決まりを作る
  • 集中できる時間帯に重要業務を行う
    • 例:
      • 午前中 → 仕訳入力や振込業務(ミスが許されない業務)
      • 午後 → 書類整理やメール対応

💡 ポイント:
整理整頓を習慣化し、業務効率を上げる
集中力が必要な業務は、午前中に処理する


6. 過去のミスを分析し、対策を考える

具体的な方法

  • ミスの記録をつける
    • どんなミスが発生したか、原因と対策を記録する
    • 例:「消費税の計上ミス → 確認プロセスを追加」
  • ミスをチームで共有する
    • 1人のミスを 全体の教訓にし、再発防止策を検討
    • 例:「振込ミスが発生 → 振込時に必ず2人で確認するルールを導入」

💡 ポイント:
過去のミスを「教訓」として活かす
チーム全体で改善策を共有し、仕組み化する


いかがでしたでしょうか?
実際に行っていることがほとんどの内容ではありましたが、
今回調べてみて、さらにミス防止を防ぐうえで追加してもよいかも?とわたしも勉強になりました!
資料作成や請求書の発行など数字に係る業務をしているときは、ぜひ取り入れてみてください♪

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