先日、きょうだい支援のボランティアに行ってきました。
きょうだい支援とは、障がいを持つ子のきょうだいさんの支援です。
きょうだいさんは、家庭の中で我慢をすることが多く、なかなか自分を出せない子が多いです。
そのような子どもにスポットを向けて、きょうだいさん向けのイベントを行いました。
5歳の男の子が、障がいのあるお兄ちゃんのネームプレートみんなの見えるホワイトボードに貼っていました。
当日の夜、お母さまより家でこんな会話があったそうです。
母:「○○ちゃん(兄)も一緒に行きたかったみたいで、ぶーってしてたんだよ!」
弟:「お兄ちゃんも一緒にいて、みんなのこと見てたんだよ。」「だから○○ちゃん(兄)も寂しくなかったよ。」
その会話を聞いて心が熱くなりました。
弟君の優しさと、まだ、5歳なのに自分たちだけ楽しむことの後ろめたさを同時に見えた気がしました。
できれば、何も考えなく無邪気に遊んでほしい大人心と、当たり前かもしれないのですが、普段から家庭の中心には、障がいのある子どもがいることを改めて感じる出来事でした。
きょうだいさんの中には、大人になってやっと自分の想いを親に伝えられて、それが引き金になり、病んでしまうきょうだいさんもいます。
できれば、そのきょうだいさんも、自分らしく、ありのままで生きられるようになればと切に願います。