【コラム②~大学入試の今~】

2023.04.28  町田裕一

今回は、大学入試の変化についてになります。

 

⓵「大学全入」の時代はもうすぐ? でも…。

「大学全入時代」がすぐそこまで来ている、と言われます。

21年度入試では、国私立大学の定員総数が62万人に対して大学志望者数が65万人。

早ければ2024年には「大学全入時代」が来る! とも言われています。

 

この状況で、意外にも?大学選びも過熱しているようで、ある大手予備校の調査では

「自分の目指す大学よりも、更に高いレベルの大学を選べるかもしれない」と、

より意欲的な受験生も増えてきているようです。(すばらしい!)

 

今までは高3でおこなっていたオープンキャンパス参加も、早い高校は1年生のうちから

見学に行くように促しています。高校受験が終わって、半年後には大学見学と文理選択。

高1後期から早速キャリア教育を取り入れる高校も目立ちます。

高校1年生にとっては、とても密度の濃い1年間ですね。

 

②学力試験だけではない! 受験方法の多様化。

 

受験方法も変わってきています。共通テスト・各私立大学の入試・国立2次といった学力試験

だけではなく、「総合型選抜(旧AO入試)」「学校推薦型選抜(旧推薦入試)」といった

入試形態を選ぶ受験生が受験生全体の半数を超えました。

学校推薦型であれば1年生~3年生1学期までの評定による選抜、総合型選抜であれば

学校が活動や大学側のもとめる力を判断する入試形態(面接・小論だけでなく、学力試験も…)

早い大学は8月から募集を開始、9月には願書〆切で試験が始まるところも。

 

もちろん、志望理由書・小論・面接の難易度も高くなっています。

学校のアドミッションポリシーにもしっかり触れて、自分自身が何を学び、どうなっていきたい

のかを明確に述べられるかを厳しく見られます。

そのため、専門の予備校講師による「小論文対策講座」を年間で実施する高校も増えてきました。

 

ちなみに、とある有名難関大学では、定員の9割を上記の選抜入試で獲得してしまうとのこと。

一般入試だけに照準を絞ると、ちょっと危険かもしれません。

 

大学入試は、高校1年生次からすでに始まっているのです!

 

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