子供こそチャレンジを

2024.04.27  Aoyagi

プログラミングスクールで生徒を見ていると、「ゲームクリエイターになりたい」「Youtuberになりたい」「プロゲーマーになりたい」といった子をよく見かけます。
こういった夢を持っている場合。本気で追いかけるとしても、リスクが高いから駄目と諦めるとしても、まずは一度「本気でチャレンジしてみる」という事をおすすめします。

ゲームクリエイターになりたいならば、何でもいいのでゲームを作り発表を行う。
youtuberになりたいならば、動画を制作してyoutubeにアップロードする。
プロゲーマーになりたいならば、小さくても構わないのでゲームの大会への出場や、オンラインのランキングで上位入賞を目指す。
それらを継続し繰り返す。

はっきり言えば、いきなりこういったアクションを取っても多くの場合は失敗します。
ですがそこから「何で上手くいかないんだ」と怒り・悲しんで終わるか、「もっと上を目指すには」と分析や研究を出来るかが大きな分かれ道となります。
余暇の時間を削ってでもやりたい事への「研鑽」を積む事ができ、徐々に「実績」を上げる事ができれば十分に可能性があります。
「遊び感覚でやってる間は楽しかったけど本気で勉強するとなると面倒臭い」となれば、向いていないでしょう。

また、親御さんが「不安定な職種は駄目」と考えている場合も、一度は上記のようなチャレンジを子供に促す事をおすすめします。
子供視点で「チャレンジしたけど上手くいかなかった」という経験がない場合、「チャンレジすればもしかしたら上手くいくかもしれない」という幻想を抱き続ける事があります。
そうなるとずっと抑圧されていた思いと合わせて、親元から離れて大学や就職という場面で「もしかしたら」という根拠のない衝動のまま暴走して大失敗をする……という可能性は決して少なくありません。
上で書きました「チャレンジしてみての失敗」は子供の頃であれば何か支障がある訳ではありませんが、大学や就職といった大切なタイミングで無茶をして時間を浪費してしまう事は、大きなデメリットになります。

もちろん、親御さんは夢を諦めさせたいものの「予想以上に成果を上げてしまった」と困ってしまうケースもあるかもしれません。
その場合は夢を許容するボーダーラインとして「どれぐらい金銭的な利益を上げられるか」を設定すると良いでしょう。

当然ながら、プロゲーマーでもYoutuberでも生業としたいのであれば、稼げなければいけません。
ゲームの大会で賞金……は難しいかもしれませんので、得られた賞品を金銭換算してどれぐらい利益を上げられるか。
Youtuberとして収益を稼ぐ事ができるか。
あるいは自身の実績を元に、yotuberやesportsの団体に自分を売り込むなど積極的なアプローチが出来るかなどなど。
「ある日突然、プロとして稼げるようになった」という事態は絶対にありえませんので、その下積みを親に頼らず出来るか…… 利益を得る事や、対外的な交渉やプレゼンが出来るかなども総合的に見てあげてほしいです。
(もちろん第三者に失礼がないようチェックは必要となります)

それすらもクリアしてしまった場合、その子の熱意と能力は本物です。
改めてもう一度、その道を目指す覚悟があるか話し合っていただきたいです。

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