近年は入試方式も多様化の一途で、通常の小論文・面接だけでなく
学校のアドミッション・ポリシーに基づく様々な入試方式が設定されています。
実際の入試方式例を3つご紹介します。
①「英語スピーチ入試」
目白研心中学・高等学校で行われる中学入試の方式の一つです。
与えられたテーマに対して、150~300字程度での英語スピーチを行い、その後に
英語での質疑応答をおこないます。ちなみに。2024年度(現小6生)に提示されて
いるテーマは、
” Tell us your favorite words or phrases. ”
スピーチ内容は事前に考えられますが、当日の質疑応答は子ども自身の英語力が
重要になるわけです。
②「新フンボルト入試」
お茶の水女子大学の総合型選抜入試の方式です。
受験希望者は8月に大学で開催されるプレゼミナールに参加します。その内容を元に
・文系希望者…「図書館入試」、図書館の資料を参照しながら当日中に論文作成。
翌日グループ討論・面接。
・理系希望者…「実験室入試」、学科特性を活かした丁寧な選考をおこなうとのこと(?)。
実験室ですから実験をするわけですが、中々高度な内容のようです。
また、文系希望者は、英語の各種外部試験の結果も参考にされます。
ケンブリッジ英検・TOEFL・IELTS、TEAP、TOEIC、英検、GTECなどなど…。
③「ハッカソン入試」
日本大学 文理学部 情報科学科のAO入試です。なんと8月に行われる、非常に早い入試。
第一次選考に志望理由書や調査書の他に「開発したいアプリケーションの概要説明書」を
提出しまして、その後2日間にわたり実際にアプリケーション開発を行います。
(その後作成したアプリのプレゼンも有)。
ハッカソンとは、ソフトウェア開発を表すハックとマラソンを組み合わせた造語で、
短期間で集中的にソフトウェア開発をおこない、そのアイデアや技能を競うイベントの
ことです。「高校生でアプリ開発?」と思うかもしれませんが、我らが誇るプロボの
12月イベントでは、実際にアプリ作成をおこないます!ぜひご参加ください。
本当に好きな子どもたちにとっては、楽しみながら身につけてしまうのでしょう。
とはいえ、総合型選抜入試においては学校の内申点が高いことが最優先です。
一芸にどんなに秀でていても、普段の学校の勉強ができないと評価はされません。
何事も両立が大切です。