特定技能制度の落とし穴について

2023.07.08  Masaki

現在経営企画室で取り組んでいる外国人紹介事業ですが、一つ間違えると落とし穴が潜んでいます。
今回は知らないと危険、知っていて損はない「特定技能制度の落とし穴」について書いていきます。

 

特定技能制度は、日本で外国人労働者の受け入れを目的として導入された制度です。この制度にはいくつかの落とし穴や懸念点が存在します。

①人権侵害のリスク
特定技能制度は外国人労働者の受け入れを促進することを目的としていますが、労働条件や人権保護に関する問題が発生する可能性もあります。例えば、劣悪な労働条件や賃金未払い、過度の労働時間、虐待や差別などが挙げられます。

②混乱や違法行為のリスク
特定技能制度はまだ比較的新しい制度(2019年施行)であり、関係する法律や手続きが複雑であるため、企業や労働者が制度を誤解したり、不正行為が行われる可能性があります。特に、不正な仲介業者やブラック企業による悪質な受け入れが懸念されています。

③賃金格差や雇用悪化のリスク
特定技能制度の導入により、一部の業種や地域で外国人労働者の需要が高まることが予想されています。これにより、労働市場における賃金格差や雇用悪化のリスクが生じる可能性があります。また、一部の業種においては日本人労働者の置き換えや労働条件の悪化が進む懸念も!

④社会統合の課題
特定技能制度により、日本に長期滞在する外国人労働者が増加することが予想されます。彼らの日本語教育への対応が課題となります。また、文化や価値観の違いによる摩擦や、地域社会とのコミュニケーションの課題も挙げられます。

これらの問題を解決するためには、特定技能制度を適切に管理・監督する体制の強化や、労働条件や人権保護に関する規制の強化、外国人労働者の教育や社会統合支援の充実などが必要に思います。

CONTACT USお問い合わせ

サービスに関すること等、お気軽にお問い合わせください。

028-647-3322

[受付時間]
平日9:00~17:30

お問い合わせ
フォームはこちら
ページトップへ