趣味でカードゲームのアプリで遊んでいますが、これがなかなか面白いです。
ゲームとしての面白さだけではなく、社会でも使えうる教訓が多く詰まっているとも感じます。
たとえば「強いカード」は、当然ながら多くのケースで有用です。
しかし強いカードは使用するプレイヤーが多く、有名であるがゆえに「短所」も知れ渡っています。
そのため少しでも隙を見せれば突破されてしまう事もあります。
また、カードの強さにかまけて適当な手を打ってしまう人も多く見かけます。
一方で「あまり強くないカード」は、使用者が多くないために「長所」も「短所」もあまり知られていません。
そのため意表を突くような動きを行いやすく、自分の有利な状況に誘い込めば一方的な試合に持ち込む事も出来ます。
また、カードがあまり強くないからこそ、慢心がなく丁寧な手を打つよう常に意識出来ます。
業務でも、強いカード……たとえば多額の予算をかけた手段があれば必ず成功するとは限りませんし、顧客からは「よくある手法」と映るかもしれません。また、その手段にかまけて手を抜いては元も子もありません。
そして、あまり強くないカード……たとえば地道で小規模な手段しか使えなくても、その特性を理解し丁寧に活用すれば、十分な成果を達成する事は出来る筈です。
もちろん、強いカードを最適に活用できれば言う事はありませんが、今持てるカードを効率的に活用できるように常に心がけていきたいです。