こんにちは。キープキャリエールの原澤です。
「価値」は誰にでも共通な訳ではありません。
ある人にとっては「感動」を呼ぶものでも、ある人にとっては何も感じることなく通り過ぎる事も多々あります。
自動車もしかり。
これぞVOLVOと賞賛してくれる人もいれば、いつ買い替えるの?と足蹴にする人もいます。
「この車、1980年代に富士スピードウェイで優勝した時の同型の車ですか?」
スーパーマーケットでBBQの食材を求めて買い物をすまし、袋を片手に駐車場に戻ろうとしたときに、駆け寄って来た方からの言葉です。
「はい。その車のステーションワゴンです。」
「おー。大事に乗っていますね。なかなか見かけない車ですよね。」
「ありがとうございます。」
僅か2~3分の会話でした。
内心、「おー。分かってくれる人がいる。volvoファンに悪い人はいない。」
と勝手な解釈を添えて満足のままに家路につきました。
確かに私の車は既にほぼ廃車になっていてい乗っている人は数少ないです。
しかし、プレミアム価格がつくほどでもなく、volvo好きでない限り価値を感じないでしょう。
でも、交差点や道すがらすれ違うvolvoユーザーとは、目が合うんですよね。
それも旧車のvolvoを乗っている人とは特に。
お互いに、「おっ!いい車乗っているね。」
という感じのアイコンタクトです。
絞りに絞ったターゲットに受ける商品は、そのターゲットの中では圧倒的に価値を感じてもらえ、時に高額でも取引されることもあります。例え、ターゲット以外から鉄くず同然の見た目からして古い車でも。
マーケティングの王道ですね。
それでは、ゴキゲンヨウ。