秋の風が心地よい季節になりました。
庭の片隅で、オレンジ色の実をたわわにつけた柿の木が、今年も元気に秋を告げています。
この柿の木は、数年前の息子の誕生日に「柿の木が欲しい!」とねだられて植えたもの。
最初は小さな苗木で、本当に実がつくのか半信半疑でしたが、昨年には初めて数個の実をつけてくれました。
そして今年は、その倍以上の立派な実り。枝が重たそうにしなるほどです。
朝日を浴びて輝く柿の実を見ていると、
あの時嬉しそうに苗を抱えていた息子の姿が思い出されます。
木の成長と一緒に、息子も少しずつたくましくなってきました。
手をかけた分だけ応えてくれる自然の力に、改めて感動します。
これからも季節ごとの変化を楽しみながら、
この柿の木と一緒に家族の思い出を育てていけたらと思います。


