そろばんでは、月初めの週になると検定試験の結果が分かります。
もちろん<合格>してほしいです。
授業で一所懸命練習している姿をみていますので。
でも残念なことに不合格のときもあります。
生徒たちも色々です。
落ち込んでしまう子。
泣いてしまう子。
「次は合格する」とパッと切り替えが出来る子。
私が印象に残っている数年前の出来事ですが、検定試験の時に早く見取算10問が終わり、何もしないのでいたので、「まだ時間があるから見直しするんだよ」と2回声を掛けましたが、結局見直しをせず時間が終わるのを待っていました。
合格する自信があったようです。
結果は不合格でした。
でもその時から、その生徒は取り組み方が変わりました。
練習の時でも、時間内に終わったら見直しをするようになり、次の検定試験で合格しました。もちろん検定試験の時も見直しをしていました。
私からは何も言っていません。自分で考え、何がダメだったのか。これからどうすれば良いのかを不合格を通じて学んだ出来事でした。
不合格は悲しいけど、その生徒には自身の成長をもたらすことだったなと思います。