修学旅行といえば、「奈良・京都」が定番でしょうか。
中には「沖縄!」「海外!」なんて方もいらっしゃるのでは。。。
最近の修学旅行は、行先についてはあまり変化はないものの、内容には少しずつ
変化が見られるようです。
具体的には、「体験型プログラム」。
地域の観光協会が中心となって、子どもたちに楽しんで学んでもらえるようなプログラムを
用意してくれているところもあります。
例えば兵庫県の「姫路城見学」では、文化遺産を守るSDGsやキャリア学習のための体験学習が
体験できます。「なぜ姫路城が現在にまで伝えられ、残されてきたのか」をテーマに、文化財保護に
携わる職人や技術者とともに見学や作業体験する中で交流を深める内容です。
他にも、
◎環境学習…海岸でのゴミ拾いと観察を通じて、海洋プラスチック問題について考える。
◎震災学習…震災遺構の見学や、被災者との対話をとおし、防災について考える。
◎農業漁業学習…民泊(!)を通じて生業を体験する中で、後継者問題などの課題を考える。
このような視点で学ぶことができるところは日本各地に数多くあります。現在の奈良・京都・沖縄
のみならず、今後「候補地の多様化」も期待できるという意見もあります。
せっかくの機会、より多くの体験を通じて視野を広げられる、そんな旅行であればと思います。