ChatGPTの精度をグッと上げる!仕事に効く「記号」の使い方ガイド

2025.03.31  Ryoya Dochi

最近では、業務効率化の一環としてChatGPTを仕事に取り入れる企業も増えてきましたね。私たちの社内でも、「メール文を考えてもらう」「アイデア出しを手伝ってもらう」といった使い方が広がってきています。

ですが、使ってみると「なんか思ったような答えが返ってこないな…」と感じることもありませんか?
その原因のひとつが、“指示の書き方”です。

実は、ChatGPTにうまく指示を出すには「記号」を上手に活用するのがポイント。今回は、業務でChatGPTを活用したい中級社員の方に向けて、「ChatGPTで使うべき記号」について、わかりやすくご紹介します。

なぜ記号が効くのか?

ChatGPTは「文字の並び」をもとに意味を判断しています。そのため、記号によって構造が明確になると、より正確な回答が得られる可能性が高まります。

たとえば、箇条書きや区切り線、引用などを明示することで、ChatGPTが「これはリストだ」「これは命令だ」と認識しやすくなるのです。

使いこなしたい基本の記号たち

・(中黒)や -(ハイフン):リスト化に

箇条書きにしたいときにおすすめなのが、「・」や「-」を使う方法です。

例:
以下の3点をまとめてください。

サービスの特徴
対象となるユーザー層
他社との違い

このように書くと、ChatGPTが「項目ごとに分けて答えよう」と認識してくれやすくなります。

:コロンや=イコール:項目ごとの整理に

会話や命令を明確にする場合には、コロンやイコールも便利です。

例:
以下の情報をもとに、自己紹介文を作ってください。
名前:田中一郎
所属:営業部
趣味=登山と映画鑑賞

このように「項目:内容」「項目=内容」とすることで、ChatGPTが情報の意味を正しく汲み取りやすくなります。

—(ハイフン3本):段落やテーマの区切りに

文章が長くなるときは、「—」のような区切り線を入れてあげると、ChatGPTが段落や意味の切り替わりを理解しやすくなります。

例:
この文の前後で話題が変わります。
このように入れることで、「ここで違う話が始まる」と判断して、より自然な流れで回答をしてくれるようになります。

“” や『』:引用・強調に

特定の単語や文章を強調したいときや、引用したいときは、「””」や「『』」を使うと効果的です。

例:
「すぐに使える仕事術」というテーマで、ブログ記事のタイトル案を考えてください。

このようにキーワードを囲うことで、ChatGPTが「この言葉を重視するんだな」と理解してくれます。

#(ハッシュ):見出し・タグ・要点整理に

「#」は、ChatGPTにとって“タイトルやテーマ”を示す目印になります。

例:

提案してほしい内容
新入社員向けの朝礼スピーチ例を3パターン考えてください。

このように「#」を付けることで、ChatGPTは「ここからが重要な指示内容」と認識しやすくなります。複数の項目がある場合には、

スピーチ例A
スピーチ例B
のように見出し代わりに使うことで、整理された出力を引き出しやすくなります。

また、タグ的にキーワードをまとめて指示する使い方も有効です。
例:
#社員教育 #やる気向上 #事例紹介
このキーワードを含むような内容にしてください。

このように使うことで、ChatGPTが「文章の方向性やテーマ」を把握しやすくなります。

記号だけで劇的に変わることも

ChatGPTは「やさしいけどおおざっぱ」なAIです。だからこそ、ユーザーが伝え方を工夫することで、仕事に役立つ精度の高いアウトプットが得られます。

記号を使うだけで、文の構造が明確になり、誤解が減って、やり直しも少なくなります。「え、それだけで変わるの?」と思うかもしれませんが、本当に変わります。ぜひ一度、意識して試してみてください。

あとがき

今回は、「ChatGPTで使うべき記号」というテーマについて書いていきました。

こちらのブログでは、
ブログの書き方講座や、IT推進担当らしく今回のようにお仕事に応用できるツールの紹介をしております。
・・・たまに自分のことも

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