【時計、なぜ難しい?】

2025.03.31  町田裕一

いよいよ新学期です。

 

小学校の算数の勉強において、最初の1カ月~2カ月は計算問題が中心となります。

もちろんこの計算も大切な単元なのですが、特に低学年の子どもたちにとっての

「壁」となるのが…「時間」の計算

 

① 長さや体積と比べて目で見ることができず

② 楽しければ短く、退屈な時間は感じることもあり、感覚的にもつかみにくく

③ 60で繰り上がるので、これまでの「十進法」とはちがった考え方

結果、苦手になる子どもたちが非常~に多い単元です。

 

日常生活の中で「時刻と時間」を意識する問いかけを、周囲の大人がどれだけ

出来るかが大切です。子どもたちは好きなテレビ番組の時刻だったら記憶していると

思いますが、普段は意外なほど時刻を気にせず生活しています。生活スペースに

アナログ時計を設置して、ことあるごとに「時刻と時間」を時計で確認する習慣を

つけていくことが一番の近道です。

また、時間の感覚を視覚的にとらえるために、砂時計を使うのも効果的です。。

「〇分間はこれくらい」といった、時間の感覚も育っていきます。

 

最初にも述べたように、いよいよ新学期、新しい生活がスタートします。

習い事の変化や学校の登下校時間の変化もあり、時間の感覚を身につけるには

絶好の機会になります。

 

「時刻と時間」は、ただ計算して覚えるだけではなく、「生きた知識」として

身のまわりの事象から学ぶことができる、貴重な単元なのです。

 

 

 

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