たった一言が人を励ます瞬間

2025.01.29  南木祥平

先週Youtubeを見ていてとても心に響いたことがあります。それは堀江貴文氏が運営する動画です。

彼のチャンネルでは、動画の最後に「いってらっしゃい」と声をかけるのが特徴的です。彼のチャンネルの特性上、視聴者の多くは通勤や通学の途中に動画を見ている可能性が高いでしょう。そんな状況で「いってらっしゃい」と言われると、まるで誰かに背中を押してもらえたような気持ちになるのではないでしょうか。

一般的に、YouTubeの動画の締めくくりには「ご視聴ありがとうございました!チャンネル登録お願いします!」といった言葉がよく使われます。インスタグラムやXなどでも、最後には「フォローお願いします」といったメッセージが付け加えられることが多いです。つまり、多くのクリエイターは視聴者やフォロワーを増やすことを目的とした言葉を選んでいるわけです。

しかし、「いってらっしゃい」という言葉には、純粋に視聴者を励ます意図が感じられます。視聴者は一日の始まりや大切な場面で彼の動画を見ていることが多いからこそ、この一言が温かく響くのではないでしょうか。

私自身、塾の講師として生徒たちに向けて同じ言葉をかけることがあります。特に入試の前日や、模試に向かう生徒に対して「いってらっしゃい」と声をかけることがよくあります。たった一言ですが、言われた側にとっては「頑張っておいで」「応援しているよ」といった励ましのメッセージとして伝わるのではないかと思うのです。

誰かにかける言葉一つひとつを大切にしていきたい、そう改めて感じました。

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