来週1/18(土)・1/19(日)は、いよいよ大学入試共通テスト!
2022年から始まった新しい学習指導要領を経て、その1期生に向けた試験となります。
今年は様々な変更点があるのですが、国語においても時間や出題範囲が変更されます。
・試験時間
<従来>80分→<新>90分へ増加
・問題構成
<従来>大問4問構成 → <新>大問5問構成へ。「実用的な文章」の読解が追加となります。
ちなみに「実用的な文章」の例としては、
●報道や広報の文章、案内、紹介、連絡、依頼などの文章や手紙
●会議や裁判などの記録、報告書
●説明書、企画書、提案書
●法令文
●キャッチフレーズ、宣伝の文章
●インターネット上のさまざまな文章やビジネスでの電子メール
などが挙げられます。
以前公開された試作問題では、図表・グラフを読み取る問題も提示されました。
実際のところ、現行の高校入試においても、「複数の文章の読解と比較」や
「資料・グラフの読解」を出題している学校が増えてきています。
試験問題が変わったというだけではなく、教育指導要領自体が、社会生活に
即した実践的な文章を読み解く力や、対話・発表などの言語活動の能力をより
重視する方向にシフトしてきています。そういった力が身についているか、
それを問うための問題として作成されるわけですね。
試験を通じて、新しい教育の真価が問われるという点では、出題内容や結果が非常に楽しみです。
受験生にとっては、正に未知の問題。不安が大きいとは思いますが、がんばりましょう!