中学数学の最初の「壁」、正負の数の計算。
たし算・ひき算をクリアできても、かけ算・わり算の符号変換で苦戦する中学生は
非常に多いです。
(-)×(+)=(-)
(-)×(-)=(+)
「マイナス(-)とプラス(+)をかけ算して、何でマイナス(-)になるの!?」という
疑問と不満と怒りの質問を、これまで何度いただいたことか…。
かといって「とにかく覚えなさい!」というのも、あまりよろしくありません。
ということで改めて調べてみると、こんな考え方があるようです。
※言葉から感じる「感覚」を、(+)と(-)に置き換えて考えます。
・【おこづかい(+)】 が 【減った(-)】 = 【悲しい…(-)】
・【お説教(-)】 が 【少なくなった(-)】 = 【うれしい…(+)】
・【練習試合の負け(-)】が【3回続いた(+)】=【残念…(-)】
↑ 3回繰り返すので ” ×3 ” になりますね。
「じゃあ、〇〇はどうするの~?」という質問が生徒たちから出ると思いますが、
授業の導入の話題として、とてもわかりやすい考え方ですね。
長年の疑問が、少しだけ解決した瞬間。