【「選抜入試」の今】

2024.08.30  町田裕一

東京都教育委員会が、2024年度 都立高校の推薦に基づく選抜入試で実施した小論文・作文、

実技検査や集団討論のテーマ一覧をwebサイトに掲載しました。

ただ志望理由などを聞くだけ、といったことだけではなく、各学校の独自性を発揮した出題と

なっています。一部をご紹介します。

 

2024年度 都立西高校の出題

「人はパンのみで生きるにあらずと言う。いや、パンも味わおうではないか。

    そして同時に、パンだけでなくバラももとめよう。」(「暇と退屈の倫理学」より)

この言葉について、感じたことや考えたことを述べよ。

 

「パン」や「バラ」が何の比喩なのかといった説明と、それに対する自分自身の考えを書き表します。

かなり難易度が高いですね。

 

もう一つ。

同 科学技術高校の出題では、「理科や数学・科学技術に関して、自身が興味があることや研究してきた

ことをプレゼンテーションシートにまとめて、4分間で発表する実技試験」が行われました。

 

近年の大学入試の選抜入試においても、自分の進路を意識して今取り組んでいることを具体的に

書く・もしくは口頭試問で述べるといった形式が頻出となっています。

こういった傾向は首都圏だけなく徐々に全国に広がる可能性が高いです。

 

「受験対策は受験学年から」ではなく(「部活引退してから」では、ちょっと大変かも…)自分の夢や

進路を早期に意識して、興味のある分野を積極的に調べていくことが今後は大切になります。

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