夏の暑さには負ける

2024.08.27  手塚真史

こんにちは。こどもの未来事業部の手塚です。

 

夏も終わりに近づいていますが、依然として暑さは続いています。

気象庁のデータを見ると、20年前は平均して25~26℃だった8月の気温が、ここ数年は平均して27℃ほどになっています。

昨年と今年は特に暑かったようで、28℃を超えています。

昔と同じように何かをするというのは、時代の流れだけでなく、環境的な面でも異なってくるのかもしれません。

宮沢賢治が手帳に残したとされる、「雨ニモマケズ」という詩は個人的にはとても好きなのですが、彼の生きていた年代の、それも出身の岩手の夏の平均気温となると23℃ほどになるわけですから、これと比較して今負けてしまうのは決しておかしなことではないはずです。

 

個人的には飲食店の外の行列に並ぶこと、これは夏の時期には非常に避けたいところです。

足しげく通っているラーメン屋があるのですが、ここもできるだけ外待ちをしないように、できるだけ閉店間際に行き、およそお昼とも呼べないような時間に昼食をとることもあります。

甲子園にはクールタイムが設けられ、野外での部活動自体も時間の制限(目安)が作られています。

もちろん、屋内などではクーラーが設置されるところがほとんどとなっているため、暑さを避けるための対策も練られています。

科学の発展により温暖化が進んだのか、温暖化が進んだから科学が発展したのかという問いはあり、世界的に見れば問題は山積していますが、ミクロ的に見ればむしろ昔より過ごしやすいのかもしれません。

 

同様に、問題というのは一つの原因から生まれているとは限らないことも多く、また、その原因の影響度合いもまちまちだと思います。

例えば人口増加が原因なのか、便利さを追求したことが原因なのか。温暖化の原因はこれだと言い切れるものもありませんが、逆に影響が少ないであろう原因も中にはあったり、解決を後回しにする原因もあります。

便利さを追求することはおそらく今後ずっと続くわけでしょうから、この点から温暖化の問題を解決しようとすることは難しいはずです。

ちなみに、私が小さいころによく話題にあがっていたオゾン層の破壊の話ですが、実は現状では回復傾向にあります。問題となっていたころはよく話にあがっていましたが、問題が解決に向かうと誰も気にしなくなってしまうわけです。(とはいえ、すでに解決したわけではなく、現状のまま進めば2060年ごろに以前の状態に回復するというレベルの話です)

 

問題が生じた際には、解決に向かうまでにその手段を選択して実行していくという手順が必要です。

そしてそれらの中には環境によって選択・変更できないものもありますが、こちらで対応を変えることによって選択・変更できるものもあります。

変えていけるものと変えることのできないもの。時間は有限ですから、何を選択していくのか。それが非常に重要だと感じています。

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