私が子供の頃。パソコンは高級品で、子供向けのプログラミング教材などは本当に限られていました。
そのため興味があったものの、実際にプログラミングやゲーム開発に触れたのは大学に入った後でした。
そして今、3Dプリンタというものに触れて同じような感覚を覚えています。
「オリジナルのグッズ、アイテムがほしい・作りたい」という気持ちを抱く子供は多いと思いますが、実際にオリジナルグッズを作れる機会は多くありません。
イラストをプリントしたTシャツ等ならまだしも「形状から全てデザインする」となると、それなりの設備や費用が必要になる。はずでした。
それが今や、3Dプリンタがあれば好きな形のアイテムを作る事が出来ます。
もちろん家庭用3Dプリンタの材料はプラスチックやラバー素材が中心となり、の場合は木材や金属の加工は出来ません。
ですがそれでもアイディアを形にするハードルが下がった事は、本当に良い時代の流れだと感じます。
それと同時に。
今後はより「品質」重視の時代になってくるのではないかと感じます。
単純なものをただ作る事は、もはや特別ではなく、多くの人間が行う事ができる。
それでも「斬新で魅力的なアイディア」は、パソコンや3Dプリンタではなく人間自身が生み出す必要があります。
私もこの事を肝に命じ、「単純なものをただ作る」といった姿勢に落ち込む事がないよう知識技術を取り入れ続けていきたいです。