こんにちは!
ITTO個別指導学院 宇都宮上戸祭校の君島です。
『がんばっているのに成績が上がりません!』
塾で働いていると、どうしても生徒から耳にすることがある台詞です。
この台詞が出てくる背景には
“勉強時間と成果は比例関係だ”という錯覚があるのではないかと思います。
1か月がんばったら10点アップ、3か月がんばったら30点アップ・・・という感じで
成長すると思う生徒が多いように感じています。
細かい部分で見れば、
勉強時間と成果が比例関係になることもあります。
例えば、英単語の暗記。
1日5個ずつ暗記するとして、1週間で、5個×7日間=35個、おぼえることができます。
たしかに勉強時間と成果が比例します。
しかしながら、
世の中の試験は、英単語や漢字の暗記試験だけではなく、
その教科の総合的な知識、技能、考え方を求められる試験がほとんどです。
いろんなタイプの問題に対応するためには、“総合力”が必要になります。
そしてそれは、一朝一夕で身につくようなものではありません。
(“成長曲線”と検索すると、もっと詳しくわかると思います!
『7つの習慣』研修でも、出てきましたね!)
話を戻して・・・
『がんばっているのに成績が上がらない』という生徒がいて、
もしそれが、まだ本気になって取り組んでから数か月だということなら
それは“土台を作る期間”であって、
これから得られる大きな成果のための準備期間だと捉えてほしいなと思っています。
『もう少し努力を続けていけば、きっと大きな成長を感じるときが来るよ!』って、
励ましていきたいですね。
(もちろん、“勉強の仕方”に気になる部分があれば、そこも注意しながら。)
部活動を引退した中学3年生の中には
受験に向けて“これから本気になってやるぞ!”という生徒が
少なくないと思います。
調子の良いとき悪いとき、うまくいくときとそうでないとき、
勝負に向けていろんなことを経験するであろう重要な時期です。
塾で働くものとして、彼らをしっかり支えていきます!